こんな悩みを解決できる記事を書きました!
この記事を書いている僕は、家電量販店に10年以上勤めており、実際に自分でも修理対応した経験があります。
本記事では保証内容だけでなく、保証をつかう流れや保証対象外だったときの目安金額までわかりやすく3ポイントに分けて解説します。
この記事を読み終えることで内釜の保証について理解でき、実際に保証をつかう場面がきても、あわてずに判断することができますよ!
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1. パナソニック炊飯器の内釜保証について
わかりやすく3つの要素に分けて解説しますね!
1-1. 保証の内容
取扱説明書に書かれている内容を守っているにもかかわらず、内釜のコーティングがはがれてきた場合の保証となっています。
こちらはパナソニックの公式HPにも書かれています。
取扱説明書に記載されている内容をお守りいただいているにもかかわらず、内釜の内面被膜がはがれてきた場合の保証となります。
出典:パナソニック公式
取扱説明書にのっている正しい使い方については後述しますね。
1-2. 内釜の保証期間
まず保証期間の始まりは「本体のお買い上げ日」となってます。
そこからの保証期間は商品によって異なります。
「3年」や「5年」、そもそも内釜の保証がないモデルも。
保証期間は、取扱説明書で確認できますよ。
(説明書の最後のほうに載っています。)
赤枠内に「内釜」に関することが載っていない場合は、内釜の保証は対象外です。
1-3. 正しい使い方
取扱説明書をすべて読むのは大変ですよね。
ココでは特に気を付けたいポイントだけをご紹介します。
カタログに「内釜洗米OK」って書いてあるけど、本当にいいの?
「内釜洗米」が可能な機種であれば、内釜でお米を洗っていただいてOKですが、別容器での洗米をおすすめしています。もし内釜で洗米する場合、器具(泡立て器)などの使用はNGです。指輪も絶対外してくださいね!
炊きあがったときに注意する点はある?
はい。内釜で酢を混ぜたり(すしめしなど)、ご飯をよそうときにしゃもじで釜をたたいたりしないでください。
お手入れで気を付けるポイントは?
やわらかいスポンジで洗っていただくことや、内釜を洗いおけとして使わないでください。
特に質問が多いポイントだけをまとめました。
もっとくわしく知りたい方は取扱説明書をご確認ください!
2. 保証をつかう流れ
いざ、保証を使う場面がおとずれたとき不安になりますよね。
コチラを読んでいただければ万が一、発生した場合も落ち着いて行動することができます。
サクッといきますね。
2-1. 受付窓口
基本は「修理」扱いになり、窓口はお買い上げの販売店になります。
修理といっても、内釜自体は修理が難しいので新品と交換になるケースがほとんどです。
もし販売店へ行けない場合や中古品、販売店が分からない方はパナソニックの宅配修理サービスもありますよ!
2-2. 必要なモノ
お買い上げの販売店で受付する際の必要なモノはこちら。
- 内釜
- 製造番号
- レシート
パナの修理センターに直接確認したところ、必ず必要なモノは「内釜」と「製造番号」。
炊飯器本体はなくても大丈夫です。
製造番号の確認方法は保証書や本体裏側あたりに記載がありますので写真やメモを取るか、不安な方は保証書や本体を販売店に持っていて店員さんに確認してもらうのもいいですね!
「レシート」の必要性は販売店によりけりですが、持っていくと安心かと!(なくても販売店に登録されているお客様の電話番号で、購入履歴が確認取れればOKだったりします)
2-3. 修理を出す前に気を付けたいこと
炊飯器は基本お預かりしての修理になるので、1週間前後は炊飯器が使えないことになります。
販売店もメーカーも代替機種の用意はないので、冷凍ご飯などストックを事前に準備しておいてくださいね!
3. 保証対象外だったときの目安金額
「自分で内釜をキズつけてしまった!」など、修理を出す前から「有料かな?」と判断できるケースもあるかと思います。
そんな時も、おおよその修理金額を知っていることで、修理や買い替えの判断を冷静にくだすことができます。
下記を読んでいただくと、修理前におおよその金額を知ることができますよ!
3-1. 目安金額
例えば内釜フッ素コートの「はがれ」ですと、15,000円前後になります。
こちらは修理診断ナビというパナソニック公式のサイトで目安金額を確認できます。
実際に修理診断ナビを試してみました。
赤枠内に品番を入れるだけ。
試しに「SR-FE109」で検索。
品番を入れてしばらく待つと候補が出てくるので、それをクリックすると次の画面に進みますよ!
今回は「外観のトラブル」→「はがれ」→「S11_内釜フッ素コート」で検索。
とても便利なサービスですね。
他にもいくつか品番検索してみましたが、金額は「12,000~18,000円」ぐらいでした。
3-2. 保証がきかないケース
「取扱説明書に書かれている内容を守らなかった」以外にも、一般家庭用以外に使用した時も保証がきかず、有料になってしまいます。
一般家庭用以外とは、業務用や催事用などですかね。
3-3. 部品保有期間
一定の年数を超えると、部品がなく修理ができないケースもあります。
コレは日本のルールで定められており、炊飯器はその製品の製造を打ち切ったときから「6年」です。
しかし保有期間が過ぎていても、部品を持っているケースもあるので、保有期間が少し切れた程度なら、あきらめずに販売店に相談してみるといいですよ!
まとめ
上記で紹介した『【パナソニック炊飯器】内釜保証3つのポイント!』を読んでいただくと、今後は万が一の場合が起きてもあわてずに判断することができます。
最後に、ご紹介した内容をおさらいしておきましょう。
- パナソニック炊飯器の内釜保証について
- 保証内容→説明書通りに使っているのに、コーティングがはがれてきた場合の保証
- 保証期間→3年、5年、保証なし
- 正しい内釜の使い方をしましょう
- 保証を使う流れ
- 受付窓口は販売店
- 必要なモノは3点
- 修理を出す前に気を付けたいこと→ご飯のストックの準備を!
- 保証対象外だったときの目安金額
- 目安金額は15,000円前後
- 保証がきかないケースもある
- 部品保有期間→炊飯機は6年
内釜にはがれがあると焦げ付きの原因にもなりますし、少しのはがれからどんどん広がってくることもあります。
内釜を正しくきれいな状態で使って、美味しいごはんを食べてくださいね!