![パナブロガー](https://panablog.net/wp-content/uploads/2022/07/280dbd47a72e4347a2a02d0ad49249c9.png)
こんな悩みを解決できる記事を書きました!
この記事を書いている僕は、家電量販店に10年以上勤めており、各社オーブンレンジの販売実績があります。
突然ですが質問です!
お使いのオーブンレンジの「オーブン」と「グリル」機能使ってますか?
販売店で同じ質問をすると「使うのはあたためだけで、オーブンとグリルはほとんど使ってない」という方が大半。
原因を聞くと「使い方がよくわからない」という方がほとんど。
せっかくオーブンレンジ買ったのに「あたため」しか使わなかったらもったいないですよね。
オーブンレンジは上手に使いこなすことで、プロのような料理がご自宅でかんたんに作れます!
そこで今回は料理のレパートリーが広がる「オーブン」と「グリル」の特徴や違いについて分かりやすく解説。
この記事を読み終えることで、オーブンとグリルの違いをサクッと理解することができます!
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【結論】オーブンとグリルの違い
![オーブンとグリルの違い](https://panablog.net/wp-content/uploads/2022/04/d573e6ce540904ee28c38b3a814309bd.jpg)
結論は上の図のとおりです!
似て非なるもので、得意料理も変わってきます。
得意というだけで例えばローストビーフやグラタンは、「オーブン」を使う機種もあれば「グリル」を使う機種もあります。
下記からは「オーブン」と「グリル」それぞれの特徴について掘り下げていきますね!
オーブンの特徴
![オーブンとは](https://panablog.net/wp-content/uploads/2022/04/3394158_m-1024x683.jpg)
オーブンはヒーターで庫内全体を一定の温度に高めてじんわり焼いていくのが特徴。
「間接焼き」とも言います。
パンやお菓子、大きなかたまり肉などの調理が得意で、時間をかけて食材の中まで火を通します。
温度設定ができるのもオーブンの特徴ですね。
オーブンには2種類ある
![オーブンの種類](https://panablog.net/wp-content/uploads/2022/04/3e46542198bc1db79415ea16d09992af.jpg)
加熱方式は上の図の通り、2種類あります。
「熱風循環(コンベクション)式」の方が優秀で、後方のファンで熱風をしっかり循環させるので2段調理が可能です。
「上下ヒーター式」は上下のヒーターで食品の加熱をするのですが、1段調理しかできないのが欠点です。
方式の見分け方は簡単!
レンジの庫内後方をのぞいてみて、ファンがあったり、オーブン皿(角皿)が2枚付属していたら「コンベクション式」ですね!
グリルの特徴
![グリルは直接焼き](https://panablog.net/wp-content/uploads/2022/04/2f5c0be6b05814c5622d470525b38026-1024x680.jpg)
グリルは上ヒーターの強い熱で食材の表面から、短時間で焼きあげるのが特徴。
オーブンの「間接焼き」に対してグリルは「直接焼き」と言います。
もともと「グリル」の意味は「焼き網」でしたので、魚を焼く家電やバーベキューで使う網も「グリル」って言ったりしますよね。
得意な料理は魚だけでなく、唐揚げなどの分厚すぎない肉料理や、焼きそばなどのフライパンメニューが得意です。
グリルで使う皿はメーカーによって違う
![角皿とグリル皿](https://panablog.net/wp-content/uploads/2022/04/396b320dc21fd489b99693028beecf04.jpg)
グリルは通常、オーブンの時に使う皿「角皿」を使って加熱するんですね。
しかーし!パナソニックの「ビストロ」は下記のようにそれぞれの専用皿を使います!
- オーブン:角皿
- グリル:グリル皿
角皿とグリル皿の特徴は上の図のとおりですが、違いは歴然。
グリル調理をするなら専用のグリル皿を使った方が優秀ですね。
「角皿」も手に持ってヤケドするレベルまでは熱くなるのですが、食材を焼き上げるレベルまでにはならないんですね。
だから両面グリルは「△」としています。
あなたがこの部分を調べたい場合、分かりやすいのは各メーカーのカタログやサイトの「トースト」欄を見るといいですよ!
![トースト欄を見れば一目瞭然](https://panablog.net/wp-content/uploads/2022/04/803957db5b485bc6cc12265556ddb2a2.jpg)
角皿を使う機種のほとんどは「途中で裏返し必要」と書いてあります。
パンを焼くのに途中で裏返すって面倒ですよね?
「グリル皿」は皿自体がフライパンのように熱くなるので、裏返し不要です。
トーストはほんの一例で、伝えたかったのは「グリル皿」のスゴさです!
![焼き網](https://panablog.net/wp-content/uploads/2022/04/dfb1c3cdc025b03d5a0528a5c78283e8-1024x768.jpg)
魚などを焼く場合、角皿だと写真のように焼き網をセットする必要があります。
グリル皿の場合、焼き網は不要。
なぜならグリル皿がフライパンのように熱くなるから。
繰り返しになりますが角皿は食材を焼くレベルまでは熱くならないので、食材の下の部分を焼く補助具として焼き網が必要なんですね。
焼き網ってお手入れが大変だから、一度使ったら嫌になって使わなくなる方が多いんですよ!
よくある質問
Q-1. レンジや、トースター、ダッチオーブン、ロースターとの違いは?
![調理器具・機能比較](https://panablog.net/wp-content/uploads/2022/04/21467e145eee018a9f66efbf4916f4e6.jpg)
Q-2. オーブンレンジで出来るレシピを知りたい
大手4メーカーのレシピサイトをご紹介しますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に今回の内容をまとめます。
- オーブン:庫内全体の温度を高めてジワジワ焼く(間接焼き)
- グリル:ヒーターで食材の表面から短時間で焼く(直接焼き)
- オーブンの種類:「コンベクション式」と「上下ヒーター式」がある
- グリルで使う皿:「角皿」より「グリル皿」の方が優秀
調理器具の進歩で、プロのようなレシピがご自宅でも簡単に作れるようになりました。
上手に使いこなすことで、美味しいものが食べられるだけでなく、家事ラクと時短にもつながりますよ!
それぞれの特徴をよく理解し、上手に使い分けて、いろいろな料理に挑戦してみてくださいね!