「ナノイー」と「プラズマクラスター」の違いを現役販売員が解説【イオン比較です】

イオンの違い

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パナブロガー
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こんな悩みを解決できる記事を書きました!

この記事を書いている僕は現役販売員であり、愛用者でもあります。(以前はプラズマクラスター搭載の空気清浄機、現在はナノイー搭載の空気清浄機を使ってます)



この経験をもとに記事前半ではそもそもイオンとは?という話から、後半では2つのイオンの様々な比較(4番勝負)をしています。


空気清浄機から始まったイオン機能ですが、今やエアコンや洗濯機、ドライヤーなどあらゆる家電に広がっています。


記事を読み終えることで、ますます注目度が高まる2つのイオンの違いについて理解することができますよ!

注意

これから解説する内容は、空気清浄機の性能比較ではなく、あくまでも「イオン」にマトを絞った比較記事になります。


【結論】ナノイー強し


総合的には「ナノイー」の方が優秀だと思いました。


さまざまな比較をしましたが、イオンの効果はどちらも超優秀。


しかしながら下記の『寿命』の面でナノイーが優秀だと結論づけました。

  • イオン自体の寿命
  • 発生機(イオンをつくる機械)の寿命


次の章からはそれぞれのイオンの特徴や「寿命」について解説しますが、いきなり「4番勝負を見たい!」という方はこちらをどうぞ。

イオンとは

森林


僕たちの周りにある、空気に含まれるわずかな電気を帯びた物質のこと = 空気イオン


空気イオンには「マイナスの電気」を帯びたマイナスイオンと「プラスの電気」を帯びたプラスイオンがあります。


一般的にマイナスイオンが体に好影響を与えるとされていて、森林の中などに多く存在し、ストレス軽減・リラックス効果があるとされています。


一方、交通量の多い場所や喫煙所などはプラスイオンが多いとされています。

ナノイーとプラズマクラスターの特徴

OHラジカルが効果の決め手
出典:パナソニック公式


ナノイーとプラズマクラスター、2つとも「イオン」なのですが、それぞれ個性があります。


共通点であり大事なことは、「OHラジカル」という成分がウイルスや花粉をおさえる働きをしてるという事。

OHラジカルについて

O(酸素)とH(水素)がくっついた分子で、この分子が菌をやっつけてくれます。やっつけることを「酸化」「不活化」「抑制」といったりしますね。OHラジカルの量が多いほど、より高い効果が期待できます。


ナノイーとは

空気イオンとナノイーの違い
出典:パナソニック公式


パナソニックの技術であり、繊維の奥まで入り込むようなナノサイズのイオンで、空気イオンの約1,000倍の水につつまれています。


ちなみにナノイー(nanoe)の語源は、電気(electric)を帯びたナノ技術 (nano-technology)という意味です。

水につつまれていると何かいいことあるの?

パナブロガー
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「イオン」を長寿命化させることができます!


長寿命化のメリットは?

パナブロガー
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下の図解をご覧ください。ナノイーは空気イオンと違い、水につつまれているから有害物質にアタックしやすいんですよ!


水に包まれていると寿命が長い理由


なるほど~。ナノイーは具体的にどれぐらい長寿命なの?

パナブロガー
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空気イオンの寿命が約100秒で、ナノイーは約600秒です。なので、お部屋のすみずみまで行きわたりやすいんですよ!


「発生機」は定期的に交換が必要って聞いたけど?

パナブロガー
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ナノイーは「発生機」の交換が不要です!つまりランニングコストがかからないんですね。


ナノイーの発生方法
出典:パナソニック公式


通常は発生機に直接、高電圧をかけることでイオンが発生します。


なので当然、発生機は消耗しますよね。


しかしナノイーは上のイラストのように、水」に高電圧をかけるので発生器自体は消耗しないんです!


だから発生器の交換がいらないんですね!


ナノイーの導入実績

ナノイーの効果と実績が認められ、トヨタ車や山手線の新型車両にも導入されています。トヨタ車にはプラズマクラスターが付いてる車種もありましたが、徐々にナノイーに切り替わっていますね!


ナノイーのグレード

ナノイーのグレード
出典:パナソニック公式


4つのグレードがあり、違いは「OHラジカル」の量です。


つまりグレードが上がるほどイオンパワーが増え、菌や花粉の抑制効果が高くなります。

プラズマクラスターとは

プラズマクラスター発生方法
出典:シャープ公式


シャープの技術で、発生機に高電圧をかけること(プラズマ放電)で、空気中にある水と酸素から水素のプラスイオンと酸素のマイナスイオンを発生させる仕組みです


このプラスイオンとマイナスイオンが菌に結合し、「OHラジカル」に変化することで菌をやっつけてくれます。


プラズマ放電されることで、イオンの周りにはたくさんの水分子が集まり、画像のようにブドウのふさ(英語でクラスター)のようになることから、「プラズマクラスター」と名付けられました。


マイナスイオンの人気の火付け役は間違いなく「プラズマクラスター」でした。


「プラズマクラスターはシャープだけ ♪ 」のCMでいちやく話題となり、知名度は今もナノイーより高いと感じます。

プラズマクラスターの導入実績

プラズマクラスターもナノイー同様、オフィスや店舗に数々の導入実績があります。


プラズマクラスターのグレード

プラズマクラスターのグレード
出典:シャープ公式


3つのグレードがあり、違いは「イオン濃度」。


こちらもナノイー同様、グレードが上がるほど、菌や花粉の抑制効果が高くなります。


高濃度なNEXTと25000は発生機にかなりの負担がかかるので、約2年に1回発生機の交換が必要です。


発生機の交換ができるから「安心」と取るか、ランニングコストがかかることで「デメリット」と取るかはお客様次第ですね!

「ナノイー」と「プラズマクラスター」の違い


ここまでで「ナノイー」「プラズマクラスター」それぞれの発生方法やグレードがあることが分かりました。


でもこんな疑問がわきませんか?

プラズマクラスターだってイオンのまわりに水分子が集まっているわけだから、ナノイーと同じぐらい長寿命じゃないの?

パナブロガー
パナブロガー

プラズマクラスターはイオンの寿命(時間)を公表していないので単純比較ができないんです。ナノイーとの違いがイメージできるよう「イオン」を「魚」に例えて図解しますね!


ナノイーとプラズマクラスターの違いを魚に例えて


なるほど!ナノイーは水にまるまるつつまれているから長寿命なんだ!


「ナノイー」vs「プラズマクラスター」4番勝負!


それぞれのサイトやカタログ、メーカーに直接聞いたりして表に分かりやすくまとめました。


「浮遊菌」「付着菌」「ニオイ」「その他」の4番勝負です!


条件は揃えないとズルいので、それぞれのイオンの最高グレードである「ナノイーX 48兆」と「プラズマクラスターNEXT」で比較しますね。

言葉の説明
  • 浮遊菌 = 空気中にある菌
  • 付着菌 = ドアノブなど身の回りのものに付いてしまう菌


ちなみに最高グレードのイオンが搭載されてる空気清浄機は下記になります。



浮遊菌

浮遊菌対決


「花粉」はナノイーを◎にしました。


なぜならナノイーは訴求が具体的「日本の主要な花粉13種を抑制(スギやヒノキなど13種すべて表記)」で透明性があり、◎としました。


実際に僕は花粉症もちで、夜寝ているときに鼻がムズムズするとエアコンに付いているナノイー送風をオンにするのですが、しばらくすると鼻のムズムズ感が抑えられます!


ただし「アレル物質」に関してはプラズマクラスターが優勢かと。


プラズマクラスターは「ダニのフン・死がいの作用を抑える」と表記があるのですが、ナノイーは表記がありませんでした。

付着菌

付着菌対決!


数年前まで「付着菌」といえばナノイーだったのですが、プラズマクラスターNEXTと25000でしっかり対応してきましたね!


ほぼ互角の結果となっているものの、付着菌や浮遊菌はイオン自体の寿命が大事なポイントとなるので、実際の家庭環境では寿命が長いナノイーの方が優勢かと。

ニオイ

ニオイ対決!


全くの互角といったところ。


実際に両方の商品を使いましたが、消臭パワーはどちらも優秀です!

その他

その他「付加価値」編


ここは付加価値なので個性が出ました。


それぞれ髪へのうるおい効果はありますが、ナノイーはたっぷりの水につつまれていることから、より髪へのうるおい効果が期待できます。


プラズマクラスターは「静電気抑制」が魅力的です。


乾燥する冬にドアノブに触って「バチっ」となった経験は誰しもがあるはず。


あれが抑制されるのは嬉しいですよね!

まとめ


いかがでしたか?


とても優秀なナノイーとプラズマクラスター、それぞれ個性があり、違いもありましたよね!


それでは最後にもう一度内容をおさらいしましょう。

「ナノイー」vs「プラズマクラスター」4番勝負!


  1. 結論
    → 「イオン」と「発生機」の寿命が長いナノイーが◎

  2. イオンとは
    → 僕たちの周りにある空気に含まれるわずかな電気を帯びた物質のこと

  3. ナノイーとプラズマクラスターとは
    → それぞれの特徴やグレードがあることを解説しました。

  4. ナノイー vs プラズマクラスター
    → ほぼ互角の戦いでしたが、花粉に強かったのはナノイーで、静電気抑制のあるプラズマクラスターも魅力的でした。


空気品質に注目が高まる今だからこそ、イオン商品にはこだわりたいですよね!


それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!