こんな悩みを解決できる記事を書きました!
この記事を書いている僕は、家電量販店に10年以上つとめており、ナノイーやストリーマ搭載エアコンや空気清浄機において数々の販売実績があります。
最近の家電ってモノによってはマイナーチェンジを繰り返してたりするのですが、空調機器(エアコン・空気清浄機)に関しては昨今の空気品質や除菌意識への高まりにより、進化がすごいんです。
そして本日は空調機器の代表メーカーでもあるパナソニック「ナノイー」とダイキン「ストリーマ」の比較をバチバチやっていこうかと!
記事前半では「ナノイー」と「ストリーマ」の特徴を、後半では2つの「効果」対決をしていきます。
この記事を読み終えることで、2つの技術の違いについて理解することができ、あなたにピッタリの家電をお選びいただくことができますよ!
「ナノイーとプラズマクラスターの違いについて知りたい」方はコチラを読んでみてくださいね!
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【結論】ナノイーの勝ち
総合的には「ナノイー」の圧勝です。
なぜならストリーマは「浮遊菌」にきくけど、「付着菌」にはきかないから。
具体的には後ほど解説しますね!
ナノイーとは
こちらは以前、記事でまとめてますので、くわしく知りたい方はコチラをどうぞ。
特徴をまとめると、
- 水につつまれた長寿命なイオン
- 家電本体から飛び出し、浮遊菌(空気中の菌)や付着菌(ドアノブやカーテンについた菌)にアタックする
一般的なイオンの約1000倍の水分量がある → 長寿命(600秒)というのがナノイーの最大の特徴でした。
ストリーマとは
「ストリーマ」はダイキンの独自技術で、空気清浄機やエアコンに搭載されてます。
しくみは上の図の通りなのですが、なんだか難しいので分かりやすい言葉に変換すると下記の通り。(上の画像を見ながら読むとイメージしやすいかもです)
- ストリーマと呼ばれる針にすごい強い電圧をかけ、電子を飛ばす
- それを空気中の酸素や窒素と合体→菌をやっつける成分の完成!
- ②を菌にぶつけてやっつける
伝わってると信じて次に行きます。笑
アクティブ プラズマイオン
実はダイキンって「ストリーマ」以外にもう一つの空気清浄技術を持っています。
それが「アクティブ プラズマイオン」です。
エアコンには搭載機種はなく、空気清浄機にだけ搭載されてるんですね。
ストリーマとの違いは下記の通り。
- ストリーマ:家電の中に吸い込み、中でやっつける
- アクティブ プラズマイオン:家電の外へ飛び出す
【ナノイーとストリーマ】根本的な違い
ここまで読むと本題でもある「ナノイー」と「ストリーマ」の違いについては、すでにバレているかもしれませんが、いったん整理しましょう。
- ナノイー:水に包まれたイオンが空気中に飛び出し、菌(浮遊菌・付着菌)をやっつけに行く
- ストリーマ:家電本体に吸い込んだ菌(浮遊菌)をやっつける
そうなんです。
ストリーマは本体に吸い込んだ菌やニオイしかアタックできないので、ドアノブやカーテンなどについた菌(付着菌)に効果は全くありません。
これが最初に「ナノイーの方が優秀」と結論づけた最大の理由です。
お手入れ性
ナノイー | ストリーマ | |
---|---|---|
デバイスの交換 | ||
お手入れ |
ストリーマユニットは「お手入れサインが点滅もしくは汚れが気になる場合」にお手入れが必要です。
お手入れ手順は下記の3ステップ。
- 約1時間のつけおき(ぬるま湯か水)
- こまかい汚れを綿棒などで落とす
- さらに水洗いして約1日乾かす
動画だとリアルで分かりやすいですね。
以下、ダイキンについて販売店でよくいただく質問です!
- お手入れサインの点滅頻度は?
- 1800時間(75日)でランプが点滅しますよ!
- お手入れ中、運転しても大丈夫?
- 運転はできますが性能が低下します。(お手入れ後に運転をするのがおすすめ)
【補足】ナノイー vs アクティブ プラズマイオン
今回の本題とはそれるのでサクッといきますが、上記の話を読むと「ダイキンはアクティブ プラズマイオンで付着菌にもアタックできるのでは?」と思いますよね。
これに対しての見解はコチラ。※以下では「アクティブ プラズマイオン」をAPと省略。
- APがあれば付着菌にアタック可能
- ただしAP搭載家電は空気清浄機のみ(ナノイーは幅広い家電に搭載)
- APは水につつまれていないのでナノイーより寿命が短いと考えられる(ナノイーは600秒、一般的な空気イオンは約100秒)
【ナノイー vs ストリーマ】効果対決
では2つの技術の「効果」を比較表でまとめてみました!
参考にしたのは「公式サイト」「説明書」「メーカーに直接問い合わせ」です。
比較項目は「浮遊菌」「付着菌」「その他(付加価値)」の3つ。
比較条件はそれぞれの技術の最高グレードである「ナノイーX 48兆」と「ツインストリーマ」で比較しますね。
ちなみに最高グレードのイオンが搭載されてる空気清浄機は下記になります。
浮遊菌
ダニなどのアレル物質に関してはナノイーは訴求がなく(付着菌なら効果あり)、ストリーマが優勢です。
他の項目は2つの技術ともほぼ互角。
ダイキンは吸い込んだ菌に関しては芯まで分解できるレベルで優秀です!
対するナノイーは本体から飛び出してやっつけにいくんですね。
長寿命なことを活かし、部屋の隅々まで効果を発揮します。
付着菌
結論、ストリーマの特性上「付着菌」への効果はなく、ナノイーの圧勝です。
それだけだと味気ないので、番外編として前述したダイキンのもう一つの技術「アクティブ プラズマイオン」も一緒に比較してみました。
ストリーマの弱点を補う技術として一定の効果があることが分かりましたが、イオン自体が水につつまれていないこともあり、ナノイーが圧倒しています。
その他(付加価値)
- 髪へのうるおい(理美容)
- 美肌(理美容)
- 野菜の鮮度キープ(冷蔵庫)
- 低音障害抑制(冷蔵庫)
- 排気ガスの分解
- ディーゼル粉塵の分解
ナノイーはその特性を活かし、様々な家電に搭載され、効果を発揮します。
ストリーマは空調専業メーカーだけあって、空気一本に絞った効果でどちらも好感がもてますね!
よくある質問
Q-1. 「ナノイー」と「ストリーマ」併用してもいいの?
はい、問題ありません。
Q-2. コロナウイルスにはきくの?
空気清浄機やエアコンは「家電」であり「医療機器」ではないので、2社とも公表してませんし、訴求もできません。
「技術」としては2社とも公表してまして、一例として下記のような発表がされてます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
それぞれ個性がありましたが、どちらがあなたに合っていましたか?
最後に3ポイントで今回の内容をおさらいしましょう!
- ナノイーの方が優秀(浮遊菌・付着菌とも効果あり)
- ナノイーは本体から飛び出して菌をやっつけに行く(しかも長寿命)
- ストリーマは本体に吸い込んで菌をやっつける
元々ダイキンは空調機器メーカーとして定評がありますが、ここ最近はパナも空気専門の会社を設立したりと、空調機器に大きな投資をしているのが見て取れます。(ナノイー、ジアイーノ、換気ができるエアコンなど)
今後もこのブログで空調機器の進化の様子をお届けしたいと思います。
それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!